マンションの規約変更によるペット飼育不可
昨日は犬猫よろず相談の日でした。
寒い中にも関わらず、法律部門だけで2件のご相談がありました。
法律部門のご相談の多くは、自分の亡き後のペットの心配に関することですが、医療過誤や販売トラブル、マンションの規約変更によるトラブルなど、ペットと暮らす上で派生する問題は、身近にあるんだなと改めて感じます。
ペットと暮らしている方は、ペットと一緒でない暮らしを考えることができません。

それなのに、例えばペットと暮らしている人が、途中でペットと暮らせなくなるとすれば、どうでしょうか?
分譲マンションを購入時にはペット飼育可能であったのに、いつの間にかマンションの管理規約が変更され、ペット不可のマンションになっていた…そのようなご相談を受けたことがあります。

今のところ、裁判所の判断としては、管理規約変更によりペット可のマンションがペット不可になった場合について、そのような規約変更であっても、ペットの飼い主の承諾なく変更していいという事例があるようです。
この事例を前提とすれば、飼い主はペットを手放して住み続けるか、ペットと一緒に転居することになります。
今の現実的に考えて、どうでしょうか?皆さん、どのように感じられますか?
この事例は20年以上前の判断なので、今、同様の裁判が起こった場合は、考えが変わっていて欲しいと切に願うばかりです。